メンバー
氏名 | 所属 | 役割 |
---|---|---|
田中 和之 | 東北大学 大学院情報科学研究科 | 全体総括 |
篠原 歩 | 東北大学 大学院情報科学研究科 | 研究メンバー |
西森 秀稔 | 東京工業大学 大学院理工学研究科 | 研究メンバー |
伊藤 健洋 | 東北大学 大学院情報科学研究科 | 研究メンバー |
和泉 勇治 | 東北大学 大学院情報科学研究科 | 研究メンバー |
安田 宗樹 | 山形大学 大学院理工学研究科 | 研究メンバー |
塩浦 昭義 | 東京工業大学 大学院社会理工研究科 | 研究メンバー |
片岡 駿 | 東北大学 大学院情報科学研究科 | 研究メンバー |
鈴木 顕 | 東北大学 大学院情報科学研究科 | 研究メンバー |
成澤 和志 | 東北大学 大学院情報科学研究科 | 研究メンバー |
大関 真之 | 京都大学 大学院情報科学研究科 | 研究メンバー |
研究項目:統計力学と計算理論の融合的アプローチによる劣線形モデリング

- 統計力学的粗視化アプローチによるビッグデータの劣線形モデリング
- ビックデータ中の劣線形スパース構造の抽出理論
- ベイズ的アプローチによるビックデータのクラスタリング理論
- 計算理論と統計的近似計算理論の融合による大規模システム上での高効率な計算アルゴリズムの設計理論

超大規模なビッグデータを実用的に扱うためには,データ数に対して劣線形的なアプローチが必要である.そのために,本研究では平均場理論や繰り込み理論など統計力学が過去に成功を治めてきた情報粗視化のための方法論的をアプローチの手掛かりとし,ビッグデータの統計力学的知見に基づく情報圧縮モデリング,すなわち,大規模データの小規模システムへの統計力学的写像法を基にしたモデリングのためのロバストな普遍理論の構築を目指す.



データクラスタリングは非常に本質的な処理であるので,当研究目的であるデータ量削減のみならず,実際多岐にわたる応用をもつ(例えばソーシャルネットワークのコミュニティ抽出等).そのため,当研究プロジェクトの他のチームとの連携も期待されるテーマである.
上記の研究テーマのほとんどと最終的な目標の一つであるビッグデータを用いた確率予測システムは,その計算内部に組み合わせ最適化やグラフ理論の中に出現する基礎的ではあるが計算量的に非常に難しい問題を多数含んでいる.そのため,その部分の計算処理を効率化しなければ処理全体の深刻なボトルネックになってしまう恐れがある.本研究では最大フロー計算を始めとした計算理論の中で培われてきた効率的な計算アルゴリズムと統計力学的近似理論とを融合させることで、ビッグデータ解析に特化した新しい種類の高品質計算アルゴリズムを開発する.